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久高島は北東から南西方向にかけて細長く、島の中央の西側に沖縄の七御嶽の一つで、久高島第一の聖域といわれるクボー(フボー)御嶽がある。
港で自転車を借りて、島の西側を海沿いに北上、中央付近まで進むと看板があり辿り着く。
久高島は琉球の創世神アマミキヨが天からこの島に降りてきて国づくりを始めたという、琉球神話聖地の島である。その久高島のなかでも最も神聖な場所であり、久高島のみならず沖縄でも最高の霊地になる。
久高島には御嶽(うたき)、拝み所(うがんしょ)、殿(とぅん)、井(かー)などの聖地が散在しており、立ち入り禁止の区域もたくさんある。
クボー御嶽は昔から男子禁制の聖地で、今でもヨーカビー(お祓い)、ピーマティー(火の神の祀り)、ハマシーグ(害虫祓い)など多くの祭祀がここを舞台に執り行われている。
数年前から男女を問わず全面的に立ち入り禁止になっているので現在は奥までは立ち入ることが出来ない。
現在は入り口から少し入った所に立ち入り禁止を示す看板があるのでそこで拝むようになっている。入口もやはり聖地になるのでマナーには気を付けよう。
久高島フボー(クボー)御嶽 (南城市指定史跡)
久高島の中央西側にあり、琉球開びゃく神話にも登場する七御嶽のひとつです。
昔から霊威(セジ)高い御嶽として、琉球王府からも大切にされていました。
奥にある円形広場はイザイホーやフバワク行事などの祭祀場となっており、人々にとって最高の聖域です。
何人たりとも、出入りを禁じます。
昭和61年3月1日指定 沖縄南城市教育委員会
撮影地 久高島 フボー(クボー)御嶽 入口