おすすめ度 ★★★★★
沖縄本島からも良く見える伊江島のシンボル、城山(グスクヤマ)。標高は172.2m。
島の中央から少し東にずれたところに位置する。
城山は「タッチュー」や「イータッチュー」の愛称があるが、島民は一般に「グスク」もしくは「グスクヤマ」と呼ぶ。
沖縄本島や東シナ海海上からよく見えることから、古くから航海の目印ともされてきた。
島民からは信仰の対象とされ、聖地でもある。
城山はオフスクレープ現象(古い岩盤が新しい岩盤に潜りこむ中で一部が剥がれて新しい岩盤の上に乗る現象)によって形づくられたと考えられている。
世界的にも本現象で形作られた山は城山しか発見されていない。
山の麓に駐車場があり、そこから階段があり、頂上まで登ることが出来る。
山頂までの道のりは一段一段の階段がとても高く体力がいる。また、急勾配なので高所恐怖症の方は避けたほうが良い。
頂上まで登ると、伊江島の島全体はもちろん、沖縄本島、瀬底島、水納島を見渡すことができ、360度見渡せるパノラマの景色は絶景。
頂上部分には岩のへこみのひとつに何枚かの硬貨が投げ入れられていて、「力(ちから)タンナーパ足跡の伝説」というユニークな伝説がある。
力(ちから) タンナーパ 足跡の伝説
その昔伊江島にタンナーパという力持ちの大男がいました。
隣村との戦いでタンナーパは城山に登り攻めてきた敵に大きな石を投げつけ退散させました。
その時力いっぱい踏ん張ったために足跡が残りました。
撮影地 伊江島 城山