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仲原遺跡(なかばるいせき)は、沖縄県の伊計島にある縄文時代晩期~弥生時代前期(沖縄貝塚時代中期)にかけての村落跡。縄文時代後期(約2500年前-2100年前:沖縄貝塚時代中期)の沖縄県の代表的な村落跡である。
伊計島のほぼ中央部に位置し、沖縄県内で最大の竪穴式住居跡であり、そのいくつかが復元整備されて、現在は「イチの里 仲原遺跡」として観光地となっている。
遺跡一帯はもともとサトウキビ畑で、土地改良事業の事前の発掘調査で竪穴住居址が発見された。
これにより不明であった沖縄県の縄文時代晩期(約2500~2000年前)の村の広がりや住居の大きさ、造りなどが具体的に分かってきた。
また遺物も土器の鉢、壺、石斧類、骨製の針、錐、他に当時の人が食べ残した獣・魚骨類、貝殻類が出土された。
遺跡は土地改良地内にあったが、住民の協力により保護され、また学術上価値が極めて高いことから、昭和61年に国指定史跡になった。
所在地 うるま市字伊計1972番地
指定年月日 昭和61年(1986年)8月16日
指定面積 4758㎡
整備期間 昭和62年~平成8年度(10年間)
撮影地 沖縄県 うるま市 伊計島